日本有数の木彫の町・井波に住む「親方」が、あなただけのためのワークショップを用意します。いなみならい制度は、1年に1回、職人の工房に通いながら、井波のまちのことや木彫りの技術を学ぶことができる制度で、旅人以上、弟子未満の「見習い」関係を築きます。

いなみならい制度では、見習いが体験を選んで参加するのではなく、親方が見習いのために考えたワークショップに参加します。「見習い」は3年間続くため、親方とコミュニケーションを取りながら、2年目、3年目と、より見習いたちに合った体験になっていきます。

あなたの親方は購入した「KiboriNFT」と紐付いています。ただし、どの彫刻刀がどの職人のものかは、購入した後までシークレット。出会いから始まる旅をお楽しみください。

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事前準備

Before Join

参加するためのメンバーシップカードはNFT(非代替性トークン)で発行され、「KiboriNFT」と名付けられています。KiboriNFTのお求めには、暗号通貨イーサリアムと、NFT用の電子財布ウォレットが必要になります。また、職人との連絡やワークショップ参加のためにコミュニケーションアプリ「Discord」が必要になります。

主要なウォレット:MetaMask
主要な暗号通貨取引所:Coincheck
Discord:https://discord.com/

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NFT購入

Get KiboriNFT

KiboriNFTはNFTマーケットのOpenSeaでご購入いただけます。

※販売終了

※販売期間は予告なく変更する場合があります。
※1ETH=200,000円の場合、約50,000円となります。
※購入の際、ガス代などの手数料等が別途必要になります。
※公式販売期間外は2次流通されたものをお求めいただけますが、価格は各出品者によって決められるため、公式販売価格とは異なる場合があります。

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Discordに参加

Join Community

Discordの「Virtual Inami」サーバーにご参加ください。

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NFT認証

Verify your membership

KiboriNFTを購入したら、専用ページにアクセスして、ウォレットを接続します。これにより、お手持ちのKiboriNFTの道具の持ち主の職人とのDiscord内専用グループ(またはチャンネル)へアクセスするためのロックが解除されます。

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体験NFTを入手

Get your ticket

2023年から2025年まで、毎年1月になると体験チケットとなるNFTが発行されます。KiboriNFT保持者がアクセスできる専用ページで、チケットを入手することができます。別途オプションのチケットを購入することで、1人まで同伴者も体験に参加できます。

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ワークショップに参加

Join a workshop

体験NFTを入手したら、Discordで職人と連絡を取り、両者の都合のいい日時にワークショップに参加します。

2次流通出品者の方へ

販売もできる

KiboriNFTはOpenSeaなどのセカンダリーマーケットで販売することもできます。ほかの職人へ乗り換えたくなった場合や、3年間の体験が続けられなくなった場合などは出品するのも選択肢の1つです。お持ちのNFTを買いたいというオファーが来ることもあるかもしれません。

適切な価格を考えよう

お持ちのKiboriNFTの人気が高まった場合、買った時の値段より高く売れるかもしれません。ただし、たとえば5月に体験をしたあとにKiboriNFTを出品すると、のこりの体験回数は2年分となるので、購入者は割高だと感じてしまうかもしれません。体験回数や人気度のバランスを考えて、適切な価格設定をしましょう。

2次流通購入者の方へ

体験の残り回数を確認しよう

たとえば、6月に2次流通でKiboriNFTを購入した場合、前の所有者が5月にその年の分の体験をしてしまっている場合があります。その場合、追加のチケットを別途購入する必要があります。

探しているKiboriNFTであと何回分の体験ができるかや、そのNFTがどの職人のものかはスプレッドシートの表で確認することができます。

オファーしよう

ほしいNFTが出品されていない場合は、所有者に希望額を提示して購入する「オファー」ができます。

よくある質問

井波にはかつて木彫刻工芸高等職業訓練校があり、学校側が講師とカリキュラムを用意しました。いなみならい制度もこれに習った方法を取っており、親方の認証はいわば「クラス分け」のようなものです。親方をランダムにすることで、思わぬ出会いがあると考えています。

いなみならい制度は、従来の方法で紙または電子チケットを販売し、ユーザー情報を管理することでも実現は可能です。しかしながら、メンバーシップの売買をできるようになるしくみづくりは簡単ではありません。この制度では「親方」がランダムであるため、売買の需要が生まれてくる可能性もあります。NFTを使うことで、ユーザーは手軽にメンバーシップの売買ができるようになり、さらに「親方」にもロイヤリティが支払われるようになります。親方の人気が高まればメンバーシップの需要も高まり、ロイヤリティとして還元されるため、親方自身も継続して作品やワークショップの魅力向上を目指すことができます。

ワークショップへの参加にはKiboriNFTと体験チケットの両方が必要です。ただし、KiboriNFT1枚につき1人まで、追加の体験チケットを購入することでワークショップに参加することができます。

ワークショップのチケットは2023年、2024年、2025年に1回ずつ発行されます。2026年以降は「見習い修了」としてワークショプはなくなりますが、Discordのグループにはアクセスできます。