日本有数の木彫の町・井波に住む「親方」が、あなただけのためのワークショップを用意します。いなみならい制度は、1年に1回、職人の工房に通いながら、井波のまちのことや木彫りの技術を学ぶことができる制度で、旅人以上、弟子未満の「見習い」関係を築きます。

いなみならい制度では、見習いが体験を選んで参加するのではなく、親方が見習いのために考えたワークショップに参加します。「見習い」は3年間続くため、親方とコミュニケーションを取りながら、2年目、3年目と、より見習いたちに合った体験になっていきます。

NFTを購入

実際に職人が使っている彫刻刀を画像化したNFT「KiboriNFT」をOpenSea(2022年秋販売予定)で購入します。ひとりの職人につき10種類のNFTが発行されます。

親方を確認

専用サイトでKiboriNFTを認証することで、あなたの親方が誰かを確認できます。また、親方と見習いたちだけのDiscordグループにアクセスできます。

工房で体験

毎年1月になると体験チケットがNFTで発行されます。KiboriNFTを認証することで、チケットを入手でき、職人の工房を訪れてワークショップに参加できます。

あなたの親方

石原良定

仏師

仏像を専門とし、高い造形技術で力強く繊細な彫刻を彫り出す。

田中孝明

木彫刻家

独自の世界観を持ったコンセプチュアルな人形が国内外で評価されている。

前川大地

木彫刻家

伝統と西洋美術を複合させたコンセプチュアルな作品を数多く制作する。

野中願児

木彫刻師

国内外の多様な木を使い分け、生き生きとした動物を彫り出す。

ワークショップ

ワークショップの内容は、職人によって、また年度によって異なります。たとえば、仏師の工房で自分だけのお地蔵さんをつくる体験ができます。彫刻の基礎技術を半日かけて学ぶだけでなく、彫刻師と1対1になって、考え方や裏話などのディープな会話ができるのも、いなみならい制度の特徴です。

KiboriNFTには3回分(1年に1回×3年分)の体験チケット無料取得権が付属しています。体験の内容は「見習い」たちの声を聞きながら年末に発表され、翌年の1月に体験チケットが入手可能になります。

※体験チケットの有効期限はその年の1月〜12月となります。
※体験にはKiboriNFTが必要なため、チケット単体の売却はできません。
※参加日程は職人と調整して決めることができます。
※内容は職人の判断に委ねられており、彫刻に関連したまち案内や工房案内などになる場合もあります。

KiboriNFT

KiboriNFTは、実際に職人が使っている道具を画像化したもので、ひとりの職人と結びついています。公式での販売はOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスを通して行われますが、この時点では購入したKiboriNFTがどの職人のものかは分かりません。購入後、専用サイトにアクセスしてKiboriNFTを認証することで、あなたの「親方」が判明し、親方と見習いだけのDiscordグループへアクセスすることができます。

※NFT:複製不能なデジタル証明書。KiboriNFTの画像は複製可能ですが、その所有権は複製されず、NFTを所有していることの証明ができます。
※Discord:チャット・音声通話コミュニケーションアプリ。
※KiboriNFTの購入には暗号通貨(イーサリアム)とウォレット(暗号通貨用の電子財布)が必要です。

セカンダリーマーケットと追加チケット

購入したKiboriNFTは、OpenSeaなどのマーケットプレイスで売却することができます。また、2次流通されているKiboriNFTはどの職人のものかが判明した状態になっているため、希望の職人がいる場合はセカンダリーマーケットで確実にその職人と紐付いたKiboriNFTを購入することができます。ただし、2次流通の価格は市場原理により変動するため、人気彫刻師のKiboriNFT価格が上昇している可能性もあります。

セカンダリーマーケットでのKiboriNFT購入時に、すでに前のオーナーが体験チケットを使用していた場合は、体験チケットを有料で追加購入することができます。また、追加チケットを購入することで、KiboriNFT1枚につき1人まで同伴者もワークショップに参加できます。

※KiboriNFTは価値が「体験」と紐付いた「チケット」であり、投資商品ではありません。
※2次流通での販売価格が購入価格よりも低くなる可能性もあります。
※2次流通で初回発行から2年目のKiboriNFTを取得した場合、体験回数は2年分となります。

よくある質問

井波にはかつて木彫刻工芸高等職業訓練校があり、学校側が講師とカリキュラムを用意しました。いなみならい制度もこれに習った方法を取っており、親方の認証はいわば「クラス分け」のようなものです。親方をランダムにすることで、思わぬ出会いがあると考えています。

いなみならい制度は、従来の方法で紙または電子チケットを販売し、ユーザー情報を管理することでも実現は可能です。しかしながら、メンバーシップの売買をできるようになるしくみづくりは簡単ではありません。この制度では「親方」がランダムであるため、売買の需要が生まれてくる可能性もあります。NFTを使うことで、ユーザーは手軽にメンバーシップの売買ができるようになり、さらに「親方」にもロイヤリティが支払われるようになります。親方の人気が高まればメンバーシップの需要も高まり、ロイヤリティとして還元されるため、親方自身も継続して作品やワークショップの魅力向上を目指すことができます。

ワークショップへの参加にはKiboriNFTと体験チケットの両方が必要です。ただし、KiboriNFT1枚につき1人まで、追加の体験チケットを購入することでワークショップに参加することができます。

KiboriNFT

出会いから始まる特別な体験