富山県南西部にある、日本有数の木彫りの町・井波。バーチャル井波プロジェクトは、人口8000人の小さなこのまちに住む有志によって運営される、仮想空間「バーチャル井波」をつくるプロジェクトです。現実のまちと同じように、世界中の誰もが訪れることができ、ショップ、ギャラリー、オフィスなど様々な機能が集約しています。バーチャル井波は「井波」と「木彫」の2つのキーワードに特化したまちで、これらの話題に関心のある人々が集い、交流しながら、新たな創造が生まれる場所を目指します。
バーチャル井波では、日々の交流の中からさまざまなプロジェクトが生まれます。何かやりたいことがある時は、仮想空間上の町でアイデアを発表し、それに賛同する人たちと協同でプロジェクトを実現することができます。その中で、とくに社会的に価値のあると認められるプロジェクトは、バーチャル井波の公認プロジェクトとして優先的に支援を行います。現在、井波の地域通貨をつくる、NFTを活用したDAO (自立型分散組織)をつくる、彫刻の図案をNFT化して2次創作を促進するなどの案が住民間で議論されています。
バーチャル井波プロジェクト(以下、VIP)は、まちの有志によって構成され、仮想空間(VRChat / cluster / Discord)を運営しています。VIPは特定の企業や自治体から完全に独立した存在で、自らの理念に沿って意思決定を行います。仮想空間内では「井波」と「彫刻」のキーワードに関連したことであれば、営利・非営利を問わず、人々が自らの責任で自由にプロジェクトを立ち上げることができます。その中でも特に社会にとって有益だと考えるものについては、公認プロジェクトに認定し、VIPが広報や技術提供・人材紹介などで支援を行います。また、VIP自身も公式プロジェクトを企画し、透明性の高いNFT・暗号通貨を通した取引によって運営費用を確保します。
Virtual Inami Projectの運営メンバーは募集しておりませんが、将来的には参加頻度や貢献度などに応じてトークンを付与し、トークンの獲得実績=信頼度に応じて段階的に権限を開放していこうと考えています。
独立性を保つために、Virtual Inami Projectとしては企業や自治体、団体とは連携しておりません。しかしながら、企業や自治体などが主催して、自らの財源と責任のもとで行うプロジェクトに関しては「公認プロジェクト」としてプロモーションや仮想空間の会場提供(現時点では、プラットフォームの規約の関係上、実現できません)などの面で協力します。
VRChat/clusterの利用規約の関係上、法人様がバーチャル井波を利用いただくことはできません。個人の方であれば、各プラットフォームの規約の範囲内で公開ワールドやプライベートインスタンスなどを自由にご利用いただけます。
例)バーチャル井波で「○○の集い」を開催して、SNSで参加者を募集する。
※clusterのイベント機能を利用したイベント開催は、現時点では運営チームが公式イベントだけに使用します。
たとえば「この彫刻作品を使ったアバターをつくりたい」というのも立派なプロジェクトです。自分ひとりではできなくても、Discordで協力者を募集してみましょう。
もっとスケールの大きなこと。たとえば「井波の地域通貨をつくりたい」というのに挑戦してみたいという方も大歓迎。バーチャル井波に集まっている人の中に、熱意や知識や技術のある人がいるかもしれません。